2015年10月23日金曜日

質問2: 動物も植物も、同じ生き物。菜食に意味はあるのか?

これは本当によくある質問です。

学校で習った「食物連鎖」を思い出せば、簡単に理解出来ます。

回答2:殺生を「最小限」にするのが菜食です。


「ゼロ」か「全部」か、有か無か、
といった単純二極的な思考では、この世界は理解出来ません。

人間は生きている以上、生き物の命を奪ったり、
迷惑をかけたりせずには生きていけません。

それを最小限にしようとするのが、菜食です。

一食分のお肉の生産に必要な穀物の量は、数食~数十食分です。
肉食は、菜食に比べてはるかに殺生の量が多いのです。

野菜や穀物を育てるだけでも、
多くの虫たちの命や、生きる場所が奪われます。

そうやって育てた野菜や穀物を、
人間がそのまま食べる代わりに、家畜に与えると、
何十倍にも無駄死にが増えてしまいます。

家畜に与えたエネルギーやたんぱく質は、
二酸化炭素やメタンガスとなって、家畜の体から放出されるのです。
全てが肉として凝縮されるわけでは無いのです。

環境と菜食


殺生のみならず、家畜産業を支えるために使われて、
汚染されている水・空気・土地は、他の工業や家庭のものと比べて、多大です。
森林伐採、砂漠化、温暖化、品種の絶滅、etc. といった問題の最大の原因は、家畜産業です。
http://www.cowspiracy.com/infographic


エネルギー効率で例えると、
「菜食が自転車なら、肉食は大型トラック」
と言えます。

同じ1Kmを移動するのにも、

省エネで環境に優しい自転車で移動するのが菜食で、
無駄にエネルギーを使って、大型トラックで移動するのが肉食

と例えることが出来ます。


私、ヴェジタリアンなので、誰も殺してません!
というのではないのです。

ただ、地球と言う場を借りるものとして、謙虚に生きたいだけなのです。

「周りに与える最大の幸福、周りにかける最小の負担」の精神は、
0か1、有か無か、殺す・殺さないといった二つに一つといった単純な思考では、
なかなか理解し難いのかも知れません。

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